輸送や設置にも莫大なコストが!
今回の車両販売をめぐって、SNS上では「欲しい!」「意外と買える値段」といった声も広がったが、実際に車両を購入するには、東急電鉄の審査をクリアしなければならない。同社公式サイトによれば、購入には様々な制約があり、車両を適切に保存できる人に販売を行うとしている。
さらには、販売価格のほかに輸送費や設置費用などもかかる。もし買い取ることになった場合、どのように車両を郵送し保存することになるのか。またその費用はいくらほどかかるのだろうか。東急電鉄に尋ねると、次のような答えが返ってきた。
「今回の販売では、お引取りについては、購入者様による手配となりますが、トレーラーでの陸送が一般的です。
距離や運搬先の状況によりますので一概に回答が出来ませんが、数百万円レベルが想定されます」
SNS上で今回の特別販売に大きな注目が集まっていることについては、「大変ありがたく思います」と受け止めた。
東急電鉄の車両は、同社が地方鉄道会社へ中古車として譲渡後に地方会社から販売されることはこれまでにもあった。東急電鉄として一般向けに車両を販売するのは初めてのことではあるが、東急電鉄は企画の意図を汲んで大切に保存してもらえることを願っていると述べた。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)