プロ野球の阪神対広島戦の微妙判定がインターネットで物議をかもしている。
広島は2021年10月18日、甲子園球場で阪神と対戦し1-2で敗れた。広島は2点ビハインドの8回に長野久義(36)のタイムリーで1点差に詰め寄り、無死1塁とチャンスが続いたが、これを生かせず接戦を落とした。
レフト板山のダイレクトキャッチが物議
インターネットで話題となったのは8回の広島の攻撃だ。長野のタイムリー後、無死1塁の場面で打席に代打・曾澤翼(33)が入った。
曾澤は阪神2番手・岩崎優投手(30)の3球目を強振。打球はライナーでレフト方向に飛んでいった。これをレフト板山祐太郎(27)が地面すれすれでキャッチ。飛び出していた1塁走者・大盛穂(25)は1塁に戻ることができずダブルプレーとなった。
ベンチの広島・佐々岡真司監督(54)は、レフト板山の微妙なプレーに対してリクエストを要求。しかしリプレー検証の結果、板山がダイレクトで捕球したと判断され、アウトの判定が覆ることはなかった。
この微妙判定を巡りインターネットでは鯉党から不満の声が相次いだ。
ツイッターでは「この1敗でBクラスで終わるかも」
広島は現在、クライマックスシリーズ(CS)進出をかけ3位巨人を猛追しているだけに同点のチャンスを逸した微妙な判定に納得がいかないようだ。
ツイッターでは「何のためのビデオ判定?」「審判は改善してほしい」など審判に対する不満の声が上がる一方で、「この判定でCS逃しそう」「この1敗でBクラスで終わるかも」「ワンバンド判定だったら結果が変わってかも」など落胆の声も寄せられた。
CS進出へ痛恨の黒星を喫した広島は18日時点で6試合を残し、3位巨人とのゲーム差は「3」に開いた。21日から神宮で首位ヤクルトと2連戦、23日からはマツダスタジアムで2位阪神との2連戦を予定している。