タレントの中川翔子さん(36)が、 ネット掲示板「5ちゃんねる」で自身を誹謗中傷・脅迫した20代男性が書類送検された件について言及した。
「何か月にもわたって執拗に...」
2021年10月14日に公開された「殺害予告・誹謗中傷の件についてお話しします」と題した動画の冒頭で、中川さんは
「何か月にもわたって執拗に、本当に誹謗中傷...そして中には命にかかわるような『硫酸かけるぞ』とか、『自殺しろ』とか、もう本当にものすごい勢いで書かれ続けていました」
と今回の一件について振り返る。続いて
「お仕事に行くときも家に帰る時も...今までにストーカーの被害が何度もあって、家に来ちゃった(ストーカーの)人が逮捕されたりとかあったので、本当に怖かったです」
と振り返った。
中川さんは「硫酸かけるっていう言葉って、やりかねない。そういう事件も過去にありましたし...」と、冗談では済まないレベルのものだったと語っている。なお、中川さんが警察に相談しようと決意した理由は
「誹謗中傷で溢れてる時間が、無法地帯の時間がネットで長すぎる」
と感じたからだという。
「言われる方が悪いみたいな空気が...」
中川さんは続けて、誹謗中傷を受けてきたことについて、次のように振り返る。
「これまで本当に、何を書かれても、誤解があろうがなんだろうが、言われるほうが悪いみたいな空気がずーっとあって。10年前とか数年前とかだったら言い返していい空気なんかじゃないし、(叩かれる側が)やられ放題で当たり前みたいのがネットって感じだった」
そのうえで、「ちゃんと誹謗中傷について対処しようと動き出してる(著名人の)方もいらっしゃいますし、少しずつ時代の潮目が変わってきた」との感覚を明かした中川さん。今回の地震の行動が、
「抑止に繋がればいい」
「少しでも誹謗中傷の負のスパイラルが止まればいいなと思った」
とも話している。