サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選が2021年10月12日に埼玉スタジアムで行われ、日本がオーストラリアを2-1で破り勝ち点「3」を獲得した。日本は最終予選4試合を終えて2勝2敗とし、7大会連続本戦出場に望みをつないだ。
オーストラリア、序盤の失点が流れを変えた
グループBの首位だったオーストラリアは最終予選初黒星で2位に後退し、2次予選から続いていた連勝が「11」でストップ。試合後、複数の地元メディアが日本戦の特集記事を掲載し敗因を分析した。
試合は前半8分にMF田中碧(23)の代表初ゴールで日本が先制し、1点リードで前半を折り返した。後半25分にはPKから変更されたFKをMFアイディン・フルスティッチ(25)が直接ゴールに叩き込み同点。そして後半41分、FW浅野拓磨(26)のシュートがオウンゴールを誘発し日本が2-1で勝利した。
豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(WEB版)は、前半8分の失点について触れ、試合序盤での失点が試合の流れを変えたと指摘。これによってオーストラリアは攻撃に注力しなければならなくなり、スピードと熟練の技術を持つ日本選手にスペースを与えることになったと分析している。