衆議院は2021年10月14日昼の本会議で解散した。大島理森議長が解散を宣言すると、議場に集まった議員たちは一斉に声を上げ、恒例の「万歳三唱」をした。
インターネット上では、コロナ禍でスポーツ観戦や音楽ライブでの声援が禁止となっているにもかかわらず、議員たちが声を上げて万歳をしたことに、批判や疑問の声が相次いでいる。
「三密回避とかニューノーマルとか言ってる人達が元気よく万歳三唱している」
解散の際の恒例となっている「万歳三唱」。解散によって身分を失う衆議院議員たちが揃って手を挙げながら、「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」と合唱する、おなじみの光景である。
コロナ禍にあるはずの今回も、多くの議員が両手を挙げ、声を発して万歳三唱を行なった。NHKの中継では、音頭役なのか、張り上げるような大声で「ばんざーい!!!」と叫ぶ音声も確認できた。
この様子を見たネットユーザーからは、大声での万歳三唱に疑問を感じたとする声が多く上がっている。
緊急事態宣言が解除された現在も、コロナの感染拡大予防策として、声を出さない状態での観劇・観戦などが推奨されている。音楽フェスやサッカーの代表戦などで声を出しての応援をした人々に対して、激しい批判が寄せられたことも記憶に新しい。
そんな中、多くの議員が密集した状況で万歳三唱を行なう姿に違和感を抱いた人が多いようだ。
「屋外で若者が見てるサッカーでちょっと歌ったら文句言うくせに、室内でハイリスクの老人を寄せ集めて万歳三唱しても文句言われない不思議の国はここですか?」
「三密回避とかニューノーマルとか言ってる人達が元気よく万歳三唱している」
「オタク達がライブの発声禁止を粛々と守る中、国会議員がクソデカボイスで一斉に万歳三唱する美しい国、日本」
「ライブは声出しNGなのに、衆議院解散で万歳三唱するな」
「議員はこんな密な状態で声出せるのに、なぜ人数制限して開催したコンサートなんかで声援おくるのはダメなんだ?上級国民様は例外?」
解散!時来たる。いよいよ決戦の始まりです。 pic.twitter.com/vfR9bqz2wW
— 音喜多 駿????(参議院議員 / 東京都選出)?????? (@otokita) October 14, 2021