魅力度ランキングは「マッチポンプ商法」? ネットで批判も...調査会社は反論「当たり前のこと」

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「トップ10くらいまでのランキングにして」との声も

   ランキングについて、戦略企画課では、「説明がないので、なぜこの順位になるのか分かりません。調査会社には、説明責任があると考えています」と話す。

   ただ、法的措置については、「それをやるとかではなく、選択肢の1つとして考えていくということです」と説明した。山本知事が会見で批判したことに対し、調査会社からは、10月13日昼過ぎの時点で特に反応はないという。

   山本知事の発言については、ネット上で、「こんなものに一喜一憂するなよ」「大人げがないな」との声が出る一方、「どこに魅力を感じるかなんて人それぞれだ」「トップ10くらいまでのランキングにしておけよ」と共感もあった。

   調査会社であるブランド総合研究所の田中章雄社長は13日、群馬県が1つの項目のみで評価していると問題視したことについて取材にこう反論した。

「一つの指標だけで評価する方法(単一指標)は、手法として確立しています。好感度調査、認知度調査、幸福度調査など、世の中にも定着していますので、単一指標がいけない、という判断は適切ではないと思います。なお、我々の『地域ブランド調査2021』では89の指標があり、その中の『魅力度』をランキングとして発表しているにすぎません。同様に『観光意欲度ランキング』、『居住意欲度ランキング』なども例年は発表しています」

   回答に対する配点が不自然だとされたことについては、「これは、魅力度の強さを図るために、たとえばその地域を『知らない』と答えた人と『魅力がない』と答えた人は、いずれも魅力を感じていないということですから、いずれも0点としています」と否定した。

   下位の順位が変動しやすいことについては、こう説明した。

「ブランドの世界は、ナンバーワンが飛びぬけて、それを2番手、3番手が追うという構図が多いです。例えば商品のシェアなども同じで、10番手以下は僅差でしのぎを削るというのが一般的です。だから、調査結果がおかしいという判断につなげるというのはいかがなものでしょうか。なお、弊社は必ず点数も同時に発表していますので、順位に惑わされずに点数で判断していただければよいかと思います」
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