韓国メディアは今の日本代表をどう見たのか 豪州戦「幸運なオウンゴール」と辛辣批評

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   サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選が2021年10月12日、埼玉スタジアムで行われ、日本がグループ首位のオーストラリアを2-1で破った。

   ここまで最終予選1勝2敗と苦境に立たされ、森保一監督(53)の進退問題まで浮上するなかでの勝ち点「3」。この日本の勝利を長年にわたり日本とライバル関係にある韓国メディアは速報で伝えた。

  • オウンゴールを誘発した浅野拓磨選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    オウンゴールを誘発した浅野拓磨選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • オウンゴールを誘発した浅野拓磨選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

VAR検証の末PKからフリーキックに

   韓国メディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「物議をかもすPK、オーストラリアの残酷な敗北」との見出しで記事を展開した。

   記事は日本が1点リードの後半20分過ぎにDF守田英正(26)がペナルティエリア手前でファールの判定を受けたことに焦点を当て、守田のプレーを詳細に伝えた。

   守田はスライディングタックルで相手を倒し、このプレーによりPKの笛が吹かれた。しかしVARでの確認の結果ペナルティエリアの外でタックルが行われたと判定され、最終的にPKがフリーキックに変わった。

   同メディアはさらにオーストラリアメディア「FOX SPORS Australia」(WEB版)が報じた日本戦の特集記事を引用し「物議をかもしたフリーキックの後に(オーストラリアの)同点ゴールが出た」などと伝えた。

   また、スポーツソウル(WEB版)は「死から生き返った日本、オーストラリアのオウンゴールで九死一生勝利」との見出しで日本の勝利を報じた。

日本勝利もグループ3位から4位に後退

   記事は、日本サッカーは相手のくだらないオウンゴールで危機から脱した、と書き出され、後半41分にオウンゴールを誘発したFW浅野拓磨(26)のプレーを詳細に記述しており、「幸運が伴うゴール」だったと指摘している。

   韓国ニュースサイトNEWSISも決勝ゴールについて言及しており、「幸運のオウンゴール、日本がオーストラリアを2-1で下し起死回生」との見出しで伝えている。

   記事では試合は引き分けで終わりそうだったが勝負は後半終盤に決したとし、日本が幸運なオウンゴールでリードして残り時間オーストラリアの攻勢をよく防いで勝利を収めたと評している。

   日本はグループ首位だったオーストラリアを破り通算2勝2敗として勝ち点を「6」に伸ばしたものの、その他の試合結果によりグループ3位から4位に後退した。日本は11月11日に敵地でベトナムと対戦する。

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