埼玉スタジアムで2021年10月12日に開催されたサッカーW杯アジア最終予選の日本対オーストラリア戦で、一部観客のマナーに疑問の声が噴出している。
チャントを歌う動画がツイッターに投稿される
最終予選ここまでの3戦で既に2敗し、オーストラリア戦も負ければW杯本戦出場が絶望的となる大一番。背水の陣で臨んだこの試合、日本はオーストラリアに2対1で勝利した。最終予選突破に希望をつなぎに、多くのサポーターが歓喜に沸いた。
しかしネット上では、埼玉スタジアムで応援していたサポーターのマナーに対する批判の声があがっている。
ツイッターには、会場で観戦した人たちが撮影した動画がいくつか投稿されている。
注目を集めているのは、試合終了後のゴール裏で歓声をあげ、チャント(応援歌)を歌うサポーターの姿が映った動画だ。代表ユニフォームを身につけたファンたちがジャンプしながら手拍子をし、大きな声をあげている。
日本サッカー協会は、新型コロナウイルス感染リスクを減らすため、来場客にさまざまなルール・マナーを設定している。拍手や手拍子は容認されている一方、飛沫や接触を減らす観点から、チャントをはじめ歌を歌うなどの声を出しての応援、ハイタッチや腕組み、応援の扇動などは禁止行為となっている。
日本代表の森保一監督が試合後、ゴール裏に歩み寄り、サポーターへ「ありがとうございます!」と感謝の挨拶をしたシーンでは、サポーターらが「森保コール」や大声でのレスポンスをする姿もあった。