「実情を知らない」福島の農業関係者は反発も
番組を見た福島県の農業関係者からは反発も出ている。
福島県在住で震災後に東北の農産物のブランディングに携わり、現在は福島県浜通りのまちづくりもサポートしている一般社団法人NoMAラボ代表理事の高橋大就氏は26日、「笑いながら、私の福島の大切な生産者仲間に対してこの言い草」とツイッター上でひろゆき氏の態度を批判した。
福島県西郷村在住で地域振興イベントなどを主宰する菊池奈穂さんも27日、「ひろゆき氏の『福島って表示をなくす』という内容の動画が物議をかもしておりますが、やんや言う人に限って実情を知らないし、食べたこともないし、『風評被害が~』という風評加害をするだけして いいことやった気になってるんだろうな」とツイートしている。
ひろゆき氏はABEMA Primeでの発言後も、前述のような持論を崩しておらず、9月27日にもツイッターで、上述の高橋氏のツイートに反応する形で、
「チェルノブイリ産の小麦を積極的に食べてる日本人が少ないように『FUKUSHIMA』という名前で海外で農産物を売るのは難しいという話です」
と投稿。また、ひろゆき氏の日常を描いたマンガ「だんな様はひろゆき」作画担当のわこ氏が、番組での発言を批判するツイートをしたことに対しても、
「海外の人が "FUKUSHIMA"の農産物に忌避感を持つという事実を伝えると、なぜ怒られるのかわかってないおいらです」
「福島の事故から10年経っても福島の農産物は、他の産地よりも安く買い叩かれてるわけで、やり方変えないと農家は辛いままでは無いですか」
と発信している。