不仲おぼん・こぼん、水ダウで和解→「日本一仲の良い漫才師」に 公演「ほぼ満席」報告に感動の声

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「知る人ぞ知るレジェンド不仲コンビ」

   おぼん・こぼんと前述の番組を巡っては19年2月27日放送回の企画「芸人解散ドッキリ師匠クラスの方が切ない説」に遡る。

   「知る人ぞ知るレジェンド不仲コンビ」のおぼんさんがドッキリを敢行したところ、企画を逸脱して激しい口論に発展。解散を匂わす会話が交わされるなかでお笑いコンビ・ナイツがネタバラシとともに仲裁に入るが、こぼんさんは「シャレになるドッキリとならんドッキリがあるで」と怒りを表した。

   さらに同年7月3日放送回の企画「おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説」も失敗に終わり、関係は悪化の一途をたどる。

   コロナ禍の影響もあり企画は一時ストップ。21年9月29日放送回で再び取り上げられる。番組は高校時代から始まる芸歴56年を振り返り、過去には娘同士もコンビを組むなど家族ぐるみで親交があったとする。また、10年ほど前から始まったという不仲の決定打「2015年漫才協会・理事選挙」についてナイツの塙さんが次のエピソードを明かした。

   獲得票数の上位13人が理事となる選挙結果は、3位こぼんさん、4位おぼんさんだった。こぼんさんがおぼんさんの票を上回るのは同年が初。理事として熱心に活動してきたおぼんさんは結果に納得がいかず、選挙から1年間、漫才協会にも東洋館にも現れなかったという。

   互いに不満を募らせる状況を、塙さんは「どっちもどっち」だと分析していた。不仲が続いたある時には舞台上で殴り合うこともあったという。

   そして10月6日放送回。こぼんさんの次女いづみさんの結婚式をきっかけにコンビの仲直りを図る。おぼん・こぼんは新婦の「2人の父」として両側で腕を組んで入場した。晴れの日に涙を見せて和解を訴えるいづみさんを前に、2人は前向きな気持ちを抱えながら些細なすれ違いから口論に発展、再び解散の危機を迎える。

   マネージャーやナイツ、家族の必死の説得など紆余曲折を経て最終的にはおぼんさんから「俺も意地張ってたところが色々ある」「もういっぺんやり直そう」などと歩み寄ることで両者は和解を果たし、会場は祝福の拍手に包まれた。「ほんっとにいい漫才やりたい!」。おぼんさんは番組で、コンビでのステージに意欲を燃やしていた。

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