サッカー日本代表、試合前日に「アウェーの洗礼」 観客100%に変更→サウジ「選手にさらなる力を与える」

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   サッカーの日本代表は2021年10月7日(日本時間8日)にサウジアラビア・ジッダで行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。敵地での一戦はタフな戦いが予想されるなか、スタジアムの収容人数が急きょ6万人にまで引き上げられるなど「完全アウェー」状態の戦いを強いられる。

  • 前日練習でリラックスした表情を見せる日本代表選手たち(写真:AFP/アフロ)
    前日練習でリラックスした表情を見せる日本代表選手たち(写真:AFP/アフロ)
  • 前日練習でリラックスした表情を見せる日本代表選手たち(写真:AFP/アフロ)

スタジアム収容上限60%→100%

   高温多湿の厳しい気象条件に加え、スタジアムの大観衆が日本代表の前に大きく立ちはだかる。

   新型コロナウイルスの影響で当初サウジアラビア戦はスタジアムの収容人数の上限60%で開催される予定だった。

   ところが6日までに上限が100%に引き上げられることが決定。スタジアムのキング・アブドゥーラ・スポーツ・シティーは6万人の収容が可能とされ、当初、約3万5000人を想定していたが、これにより6万人近くの現地サポーターがスタジアムに駆け付けるとみられる。

   現地メディア「ARAB NEWS」は、スタジアムに多くのファンが入場することでサウジアラビア代表を後押しすると伝え、「Al-Yaum」はサウジアラビア代表のエルヴェ・ルナール監督(53)が日本と向き合うことを恐れていないと強調した。

サウジ監督「士気は非常に高い」

   「Al-Yaum」によると、ルナール監督は「我々は日本を恐れていない。選手にさらなる力を与える大勢の観客を楽しみにしている。士気は非常に高い」と意気込んだ。

   また、MFモハメド・カンノ(27)は「日本戦は私たちにとって非常に重要です。決勝戦のように戦い、プレーに集中して統制が取れたプレーをする必要がある」とし、「大衆はナンバーワンの選手だ。ファンが私たちをサポートすることで目標を達成し、試合の結果に満足することが出来る」と自信をのぞかせた。

   一方、日本代表はサウジアラビア戦でMF伊東純也(28)が累積警告による出場停止、MF久保建英(20)は負傷により招集されていない。さらにMF堂安律(23)がケガのため日本代表から途中離脱することが決まり、戦力的にも苦しい戦いとなりそうだ。

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