小泉進次郎氏(40)の後任として新しく就任した山口壯(つよし)環境相(67)が、自らの公式ツイッターでアダルト系のアカウントをフォローしていたと指摘され、こうしたフォローを解除した。
山口氏の国会事務所では、「本人の意識していたものではなく、相互フォローの機械的な動作によるものであると思われる」と説明している。
環境相がフォローしていることに嫌悪感を示す人がいて拡散
山口氏のツイッターは認証マーク付きで、本人のサイトでも紹介されている。アダルト系のフォローは、2021年10月5日にツイッター上で指摘があった。
山口氏は、この時点で96アカウントをフォローしていたが、その中に、巨乳の女性らの動画を紹介するなどとしたアダルト系があった。環境相がフォローしていることに嫌悪感を示す人がいて、ツイッターやネット掲示板などで拡散された。
山口氏のフォローではほかに、アダルト系の書き込みをしているアカウントも複数見つかり、巨乳を売りにしているというものもあった。
その後、前出のアダルト系動画を紹介するアカウントは以前、フォローすればフォローバックすることをうたう別の「相互フォロー」アカウントだったことが分かった。このことから、山口氏がフォロワー数を増やそうとフォローしたアカウントがアダルト系に変わったのではとの観測も出た。実際、山口氏は、「相互フォロー」アカウントをいくつもフォローしていたため、その中の1つではないかということだ。
この騒ぎの後、山口氏のフォローは、次々に解除され、6日20時現在は、地元の観光情報などの11アカウントだけのフォローになっている。
「本人の意識していたものではないが、今後は注意したい」
山口氏がなぜアダルト系をフォローしていたのかについて、山口氏の国会事務所は10月6日、J-CASTニュースの取材にこう説明した。
「本件については、本人の意識していたものではなく、相互フォローの機械的な動作によるものであると思われ、指摘を受けて直ちにフォローを解除した。今後は、フォロー先を注意したい」
相互フォローの機械的な動作とは、「自動フォロー」を指すものとみられ、ツイッター公式にはそのような機能は設定されていないものの、ネット上のツールやアプリを通して利用者が独自に設定できると情報サイトなどで解説されている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)