平井卓也前デジタル相の"デジ女"発言が波紋を広げている。
「デジ道を全うするデジ女として...」
平井氏は2021年10月5日の新旧大臣引継ぎ式で、「自民党の中で最初のデジ女(ジョ)を作ろうと。我々がデジ女を作りたいということで牧島さんに最初からずっと頑張ってもらいました」と、牧島かれん・新デジタル相について回想した。
2人は党のデジタル社会推進特別委員会(前身のIT戦略特別委員会含む)のメンバーで、平井氏は委員長、牧島氏は事務局長という間柄だった。
デジ女はデジタルと女性(女子)を掛け合わせた造語とみられる。前述の発言は、牧島氏をデジタル人材として引き上げたという自負の表れといえる。
平井氏は続けて、「デジ道を全うするデジ女として頑張ってもらいたい」とエールを送った。平井氏はデジ道について、「デジタルによって人助けをする。それが我が国の進めるデジタルの本質であり、私は、その日本流のデジタル化を、武士道になぞらえ、『デジ道』と呼んでいます」とデジタル庁公式サイトで説明している。
平井氏の"デジ女"発言はSNSで批判を呼び、「デジタルで活躍する女性のみんな、これは怒っていいよ」「いい加減『〜〜女子』系のネーミングやめましょうよ」「『作る』と言って憚らないところがすごい」などと疑問視する書き込みが多数寄せられている。