1日17時間執筆...人気作家の生活に衝撃 同業者も驚愕「真似しようとしたら、死にますよ」

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   「さよならドビュッシー」「護られなかった者たちへ」などの著者として知られる推理作家・中山七里さんの一日の執筆スケジュールが、「仙人みたい」とSNS上で話題になっている。

   2021年10月5日、神奈川県を中心に展開する書店チェーン・有隣堂が公式ユーチューブチャンネル上に公開した動画によって注目を集めた。

  • ユーチューブチャンネル「有隣堂しか知らない世界」より
    ユーチューブチャンネル「有隣堂しか知らない世界」より
  • ユーチューブチャンネル「有隣堂しか知らない世界」より

「よく餓死する可能性がある人が餓死する小説書いたな・・・」

   有隣堂が5日、公式ユーチューブチャンネル「有隣堂しか知らない世界」上に公開した動画に、作家の中山さんがゲストとして登場した。今回は「職業作家の1日ルーティン」を紹介する企画で、中山さんの作業部屋に24時間定点カメラを設置し、執筆の様子に密着した。

   撮影は13時、中山さんが自らカメラを回して始まった。中山さんは昼過ぎに2時間から3時間ほど睡眠をとるという。ただの昼寝かと思えば、睡眠をとったのはこの時だけだった。

   それから中山さんは執筆に没頭する。18時半にエナジードリンク「レッドブル」を飲み、19時に風呂に入ると、その後は食事をとる時間も惜しんで作業を続けた。このほか休憩時間は2時間の映画鑑賞と1時間の読書のみ。そして1日の間に合計17時間以上も執筆を行っていた。

   動画の司会を務めるマスコットキャラクター・R.B.ブッコローは「もう先生やめて・・・もう寝てくれ・・・先生倒れちゃうよ・・・飯か・・・寝る・・・」と悲痛に訴え、こう述べる。

「よく餓死する可能性がある人が餓死する小説書いたな・・・」

   「護られなかった者たちへ」で連続餓死殺人事件を書いた中山さん。動画撮影のこの日、レッドブルしか口にしなかった。

「普通の人間が七里さんみたいな超人の真似しようとしたら、死にますよ」

   なぜこんな過酷なスケジュールで執筆活動を行うのか。中山さんは「1日25枚描かないと連載に穴が空いちゃうから自然とこういう生活になりますよ」と話した。中山さんは現在、10本の連載を抱えている。

   こうした赤裸々な執筆の様子が、SNS上で「仙人のようだ」と大きな注目を集めた。

「中山七里先生、仙人の生活やんけこれ...」
「仙人は霞ではなくレッドブルで生きていた」

   同業者からも驚きの声があがっている。ミステリー作家の知念実希人さんは、ツイッター上でこう述べた。

「一つだけ言っておきますが、中山七里さんの生活は普通の作家のものとは全く別次元ですからね。
あの方はほぼショッカーに改造された執筆マシーンです。 普通の人間が七里さんみたいな超人の真似しようとしたら、死にますよ(冗談抜きで)」
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