「メシマズ」だけで終わらず問題解決まで描くことで話題に
こういった家庭料理が抱える問題点に踏み込みつつ、夫婦がお互いに歩み寄って「食事の価値観」をすりあわせていく家庭を描いた『妻の飯がマズくて離婚したい』。
妻と夫のどちらかを悪者にするのではなく、妻が「食事はおなかに入れば何でも同じ」と考えるようになった背景や、そこからどう変わっていったかも描いた点は、よくあるメシマズ系の話とはひとあじ違いました。
以前に「20年主婦業をしても好きになれなかった料理から解放された人」のツイートがバズったのと同じく、「料理や家事の問題がどうやって解決されたか」がわかることはシェアされるために重要と言えそうです。
<20年主婦業して、何をどうやっても好きになれなかった料理を辞めました。という人の話「最高に楽。5時になったからって仕事の手を止めないでいい」 - Togetter>
今回のマンガをきっかけに「食事の価値観」が話題になった理由を考察すると、バズを生む3つの要素が浮かび上がってきます。
・実は多くの問題をはらんでおりよく話題になる「家庭料理」など、身近で共感する層が広いテーマ
・愚痴やスカッと系で終わらず、問題解決までを描くストーリー性
・「毎日更新」のように、同じテーマに言及するツイートが絶えない仕掛け
次にこれらの要素を満たして注目を集めるのはいったい何でしょうか......?以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。次回もお楽しみに。