パッキャオが貫いた「負けの美学」 6階級制覇より凄い?専門家が語った「本当の功績」とは

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もしパッキャオが協栄ジムと契約していたら...

   先代の金平正紀会長は98年の夏に大腸がんが発覚し、体調不良が続いたこともありその後、パッキャオとのマネジメント契約の話は消滅したという。正紀会長は99年3月に帰らぬ人となった。

   桂一郎氏は「もしパッキャオが協栄ジムとマネジメント契約をしていたら世界6階級制覇はなかったと思います」と語り、その理由について次のように言及した。

「パッキャオは減量苦のためフライ級から一気に3階級上のスーパーバンタム級にまで上げています。その後はスーパーウエルター級まで階級を上げていくわけですが、20年以上前の日本のジムに減量がきついから階級を3つ上げるなどの発想はありませんでした。おそらく会長やトレーナーが許さなかったと思います。そこで意見の対立があったかもしれませんし、パッキャオはアメリカに渡ったからこそ成功したと思います」
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