芸能界引退を発表しているフリーアナウンサーの夏目三久さんが、2021年9月30日放送の「マツコ&有吉 怒り新党 解散!!生放送2時間スペシャル」(テレビ朝日系)で、自身最後となるテレビ出演を終えた。
SNS上ではこの番組中、物議を醸していた朝の報道番組「あさチャン!」(TBS系)最終回での演出に言及した一幕が注目を集めている。
「ほら夏目ちゃん、ほら朝ちゃんとご挨拶できなかったんだから」
夏目さんは、30日朝に放送された「あさチャン!」の最終回にも総合司会として出演している。
最終回となる同日の放送では、番組からのサプライズとして出演したプロ応援団「我武者羅応援団」による演出が長引き、視聴者への最後の挨拶がごく短く、「ぶつ切り」に終わってしまっていた。
7年半にわたって番組を支えてきた夏目さんの挨拶がわずか10秒ほどと駆け足になってしまったことを受け、ネット上では「最後の挨拶だったのに」と悲しむファンの声が多く投稿されていた。
「怒り新党」の番組終盤、マツコ・デラックスさん・有吉弘行さん・夏目さんの3人が最後の記念撮影を終えると、マツコさんは夏目さんに挨拶をするように促した。
「ほら夏目ちゃん、ほら朝ちゃんとご挨拶できなかったんだから」
スタジオから笑いが起こると、有吉さんもすかさず
「ここでまた『我武者羅応援団』の皆さんに......」
と続けた。マツコさんは「あら!『我武者羅応援団』来てるの~!?」と嬉しそうだ。夏目さんも「いやいや、ちょっと......」と二人を諌めつつ、笑顔を浮かべている。
「怒り新党」ではしっかり挨拶
夏目さんはそのままカメラの前へ。マツコさんと有吉さんが見守る中、笑顔で視聴者への別れのメッセージを伝えた。
「私がこの世界を去るということで、このような舞台をテレビ朝日の皆さん、『怒り新党』の皆さん、『かりそめ天国』の皆さん、そしてマツコさん、用意してくださって、本当にありがとうございます。私はこの世界を去りますけれど、これからも『かりそめ天国』、どうぞ皆さん、コロナでなかなか苦しいことも多いと思いますが、是非『かりそめ天国』を見て笑っていただけたらなと思います。
ここまで続けてこられたのも視聴者の皆さんが応援してくださったおかげです。皆さんのおかげでここまでやってくることができました。本当にありがとうございました!」
約40秒ほどの挨拶を終え、スタッフから拍手が起こると、有吉さんは「旦那みたいな顔して、すいません」と神妙な顔で頭を下げた。
マツコさんからの「旦那でいいんだよ!本当に」とのツッコミを受け、夫婦揃って笑い出すシーンもあった。
スタッフロールが流れる中、夏目さんの「これにて、『怒り新党』は解散、となりますね」との言葉に、マツコさんは「政権とりたかったな~!」、有吉さんは「とれなかった......」と笑いを誘い、3人揃って笑顔のまま番組を終えた。
ネット上では、マツコさんと有吉さんの「あさチャン!」ネタに救われたとする声が多くあがっている。
「あさチャンの事いじってくれる事で救われる...。夏目ちゃんの最後のテレビが怒り新党で本当によかった!!」
「マツコさんが我武者羅應援團をネタにした事で朝の件が少し許される雰囲気になったの優しい世界だよねw」
「あさチャンのがむしゃら応援団は怒り新党を盛り上げるための壮大な前フリだったんですかねTBSさん」