2021年9月末をもって芸能界を引退するフリーアナウンサーの夏目三久さんが2021年9月30日、メインキャスターを務める朝のニュース番組「あさチャン!」(TBS系)の最終回に出演したが、演出の影響か、生放送ラストで夏目さんに残された挨拶の時間はわずか数秒しかなく、「ブツ切り」で終了した。最終回を見届けようと番組を見たファンからは、疑問や怒りの声が相次いでいる。
「今日もご覧いただき、ありがとうござい......」
夏目さんは約7年半に渡って「あさチャン!」の総合司会を務めてきた。
9月30日をもって番組も最終回を迎えることから、夏目さんは番組冒頭から感慨深げな表情を浮かべ挨拶をしていた。
「おはようございます。9月30日木曜日のあさチャン!です。2014年の3月にスタートしたあさチャン!は7年半、今日で1916回目の放送となります。今日が最終回です」
番組では通常通りのニューストピックを扱った後、終盤では「初回の放送は、昨日のことのように覚えています。本当にあっという間でした」と振り返る夏目さんとともに番組の名場面をダイジェストで紹介した。
出演者全員が番組や夏目さんへのメッセージを語り終え、さて夏目さんの挨拶......と思われたところ、サプライズゲストとしてプロ応援団「我武者羅應援團」の3人が登場した。
「我武者羅應援團」のメンバーらはウルフルズの「笑えれば」をバックに、新たな人生に踏み出す夏目さんにむけてエールを送った。しかし、応援団による演出が約8分と長引いたことから、放送時間はギリギリに。
夏目さんの最後の挨拶はわずか10秒ほどしか残されておらず、早口での挨拶になった上、ぶつ切りのまま番組が切り替わってしまった。
「ありがとうございました!とてもびっくりしました。本当に心のこもったメッセージ、ありがとうございました。そして視聴者の皆様、7年半ありがとうございました。今日もご覧いただき、ありがとうござい......」
直前のダイジェスト映像でも、夏目さんが自身のために放送時間を使うことをよしとしない性格であることを明かしていたことから、この演出に疑問を感じたとする声が続出している。
「自分のためだけに時間を使うのを良しとしない人に対してのメッセージなら1分でまとめたほうがよくない...?」
「夏目ちゃん最後の挨拶に時にサプライズでなんかの応援団出てたけど、時間使いすぎて夏目ちゃんの挨拶が、ありがとうございましたで終わったんだけど???楽しみにしてたのに···」
「時間押して夏目ちゃんもソワソワしてたような気がするけど 最後の最後なんだからキチンと時間を取ってあげるべきだったよ 彼女のことだから感謝の気持ちなどの挨拶考えて用意してしてたと思う」