大谷翔平の「勝ちたい」は「移籍の意向」? 監督「誤解している」と否定も...ファン複雑

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   大リーグ・エンゼルスのジョー・マドン監督(67)が2021年9月28日(日本時間29日)、大谷翔平投手(27)の「勝ちたい」発言について独自の見解を示した。

   大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、マドン監督はこの日行われたレンジャーズとの試合前にメディア対応し、大谷が26日のマリナーズ戦後の会見で発言した内容について言及した。

  • 大谷翔平投手(2017年撮影)
    大谷翔平投手(2017年撮影)
  • 大谷翔平投手(2017年撮影)

地元紙「大谷は負けることにうんざりしている」

   大谷は会見で、チームに残留したいという気持ちはあるかとの質問に対して「もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではあるので。ただそれ以上に勝ちたいという気持ちの方が強いですし、プレイヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思ってます」と率直に語った。

   また、球団と契約延長の話はあったのかという問いには「現時点ではないですね」と明かした。

   近年低迷が続くエンゼルスは6年連続でプレーオフ進出を逃しており、チームは29日時点で74勝83敗と負け越し、ア・リーグ西地区4位に沈んでいる。

   地元紙ロサンゼルスタイムズは大谷の発言を受け「エンゼルスは警告された。ショウヘイ・オオタニは勝ちたがっていることを明らかにした」の見出しで特集記事を展開。大谷の去就については言及していないものの、大谷は負けることにうんざりしているなどと指摘した。

   このような報道もあってインターネットで大谷の移籍に関する憶測が飛び交ったこともあり、マドン監督が大谷の発言について独自の見解を示した。

「移籍したいなんて一言も言ってない」「一定以上の好成績を収めていたら...」

   マドン監督は「私たちは皆、勝ちたいと思っている。誰かが彼が(チームを)去りたいかのように誤解しているのなら、それは彼が言ったこととは全く違ういくつかの点をつなげようとしていると思う」との見解を示した。

   さらにマドン監督は「彼はただ勝ちたいと言っていた」と強調し、「人々は彼が去りたがっているという点に結び付けたがっているが、私にはそのようには聞こえなかった」と語った。

   大谷の「勝ちたい」発言に対してツイッターでは「大谷さんは移籍したいなんて一言も言ってない」「オオタニサンは赤いユニフォームが似合うと思う」などの声が上がった一方で、「一定以上の好成績を収めていたら当たり前な回答」「要は球団がどういうチーム作りをするかだ」と指摘する声も寄せられた。

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