大リーグ・エンゼルスのジョー・マドン監督(67)が2021年9月28日(日本時間29日)、大谷翔平投手(27)の「勝ちたい」発言について独自の見解を示した。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、マドン監督はこの日行われたレンジャーズとの試合前にメディア対応し、大谷が26日のマリナーズ戦後の会見で発言した内容について言及した。
地元紙「大谷は負けることにうんざりしている」
大谷は会見で、チームに残留したいという気持ちはあるかとの質問に対して「もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではあるので。ただそれ以上に勝ちたいという気持ちの方が強いですし、プレイヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思ってます」と率直に語った。
また、球団と契約延長の話はあったのかという問いには「現時点ではないですね」と明かした。
近年低迷が続くエンゼルスは6年連続でプレーオフ進出を逃しており、チームは29日時点で74勝83敗と負け越し、ア・リーグ西地区4位に沈んでいる。
地元紙ロサンゼルスタイムズは大谷の発言を受け「エンゼルスは警告された。ショウヘイ・オオタニは勝ちたがっていることを明らかにした」の見出しで特集記事を展開。大谷の去就については言及していないものの、大谷は負けることにうんざりしているなどと指摘した。
このような報道もあってインターネットで大谷の移籍に関する憶測が飛び交ったこともあり、マドン監督が大谷の発言について独自の見解を示した。