お笑い芸人・もう中学生さん(38)が、テレビ出演のチャンスを掴んだネタの誕生秘話を明かした。その内容がネット上で「切なすぎる」などと反響を呼んでいる。
もう中学生さんは、バラエティー番組「有吉の壁」(日本テレビ系)の大喜利コーナー出演などによって再ブレーク中。2008年頃に初めて注目を集めた際は、2羽の鳥の絵を人形劇風に扱って進行する独特なコントスタイルが注目を集めていた。
「大失恋のち段ボールに隠れてネタをする」
もう中学生さんのエピソードは2021年9月27日放送のバラエティー番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)で語られた。
番組では、もう中学生さんが自作した人生年表をもとに経歴を振り返る。24歳時点の「大失恋のち段ボールに隠れてネタをする」という項目では、「4年好きだった方がいまして、メールのやりとりもしてたんですけども告白はしてなくて」と語り始める。
ある時、もう中学生さんはしおりを用意して「好きな人」を紅葉狩りに誘ったという。しかし、
「駅に行ったら彼氏さんとお待ちで。後ろに2人で乗られて『しおり作ったんですよねー?』って言われたので、あーっそうですよねって言って。で、2枚しおりを持っていたのでそのまんま...(2人に渡して)」
と予想外の展開が。しおりのスケジュール通り、夜まで3人で観光を続けた。
スタジオから驚くように「えーっ」という声が上がり、もう中学生さんは「家帰って物凄い落ち込んでしまって。で、2日後にライブがあったんですけども、そのライブで『これネタできないなぁこの気持ちじゃ』と思って」と、当時を振り返って頭を抱える。そして、
「いいこと考えた。ちっちゃい鳥を作って、段ボールの上で鳥に会話させて、それで自分はもう表に出ないでおこう」
とコント誕生の経緯を明かした。