お笑いタレントのコウメ太夫さん(49)が、愛用している衣装「芸者風カツラ」の終売を受けて嘆いている。
メーカーは、政治家のラバーマスクで知られる老舗の「オガワスタジオ」(さいたま市)。年内で同商品の製造を終えると発表していた。
「二十年後どうするんだ...」
コウメ太夫さんは2021年9月23日、
「何時もコウメ用のカツラを買うお店から連絡が来て今後生産されなくなると言われてしまい年に1個位買うので20個用意してもらう事にしました チクショウ!!!!!!」
と決め台詞を添えてツイートし、愛用するカツラが入手困難になると報告した。
投稿は1万2000件超リツイートされ、"トレードマーク"消失の危機に「二十年後どうするんだ...」「本気のチクショウじゃん」と心配する声が集まった。
コウメ太夫さんが所属するソニーミュージックアーティスツは24日、 J-CASTニュースの取材に対し、カツラは毛髪製品の製造・販売などを行うコマチセンター(東京都台東区)で購入していると回答した。「ちなみに取り置きしてもらっているだけでまとめて購入済みというわけではございません」とする。
コマチセンターに27日、ネット上での反響を伝えると、
「当社としましては、ヘビーユーザーのコウメ太夫さんが困ると思い連絡差し上げただけだったのでこんなに話題になるとは思わず驚いています」
と話す。コウメ太夫さんとは「とりあえず70までやるとして20個欲しいとしかお話ししていない」といい、納品方法などは今後相談するという。
「ご事情があるにしても忍びない」
コウメ太夫さん愛用のゴムかつら「DX芸者」(税込7150円)は、「オガワスタジオ」が製造している商品だという。
コマチセンターの担当者は「オガワスタジオさんとは日本髪ゴムかつらシリーズの開発段階からお付き合いさせていただいており、そのご縁でこういったゴムかつらの商品を当社でも取り扱っています」とする。
オガワスタジオは今年9月末でラバーマスク・かつらの注文を打ち切り、年内で製造中止する。コロナ禍でのイベント減少で、売上が落ち込んでしまったためだ(詳報:「マーベル」のライセンス商品も販売...オガワスタジオがラバーマスク製造終了 「非常に悲しい」惜しむ声)。
コマチセンターによると、コウメ太夫さんの投稿への反響はオガワスタジオも把握しているという。 「この話題を聞いてオガワスタジオさんのゴムマスク・かつら事業を継承したいという方が現れないかなとも思っています」とも話す。
「オガワスタジオさんのゴムマスク・かつらは完全日本製で、海外の観光客からも評価が高く、日本の伝統工芸技術と言っても過言ではないと思っています。この製造技術がここで途絶えてしまうのはご事情があるにしても忍びないと思っています」
何時もコウメ用のカツラを買うお店から連絡が来て
— コウメ太夫 (@dayukoume) September 23, 2021
今後生産されなくなると言われてしまい年に1個位買うので20個用意してもらう事にしました
チクショウ!!!!!!