慶喜との涙の別れ... 「エモい脚本」「神構成」
栄一はこのやりとりを慶喜に報告し、「新政府が転覆したときにこそ、我らで新しい日本を守るべきだと存じます」「あなたこそ朝廷や大名たちをまとめ、新しい日本を作るべきだったんです」と進言するが、慶喜は「行きたいと思っておるのであろう。日本のためその腕を振るいたい、と」と栄一の心の内を読む。そして、「ならば私のことは忘れよ」「これが最後の命だ。渋沢、この先は日本のために尽くせ」と命令をくだし、主従関係を解消。栄一は目を潤ませながら「今までありがとうございました」と深々と頭を下げて感謝し、慶喜は「大儀であった。息災を祈る」と労いの言葉をかけるのだった。
栄一を温かく新政府へ送りだした慶喜の切ない思いや、栄一と慶喜が初めて出会った第1話の回想シーンが流れるといった演出がなされたことに対し、視聴者からは
「栄一を手離してやろうとする慶喜様も器がでかいなぁ。気心の知れた家臣は手元に欲しいだろうに」
「慶喜は何もかもお見通しなんだな 自分の力量もよくわかってるし、栄一が本当は何を望んでいるのかもわかってる」
「篤大夫が栄一の名に戻るのが、まさか慶喜様の前だなんて思わなかった。それが1話の冒頭の伏線回収で、なんってエモい脚本なんだろうと思って泣いちゃったよ」
「今回も草彅慶喜公に泣かされた。 栄一を手放さねばと決めた淋しそうな顔、日本のために尽くせと命じた時は、思いやりに溢れた顔。 上様ならば出来たはずと言われた時の、少しの無念さを感じさせる顔...」
「神構成じゃない!??」
などと感動する声が多くあがっている。