「声明文を公開するのは正しいことなのか...」
「赤い放射線」に対する懸念の声は、動画の公開初日から寄せられていたという。動画公開から7か月後に声明を出した理由について、グループは「声明文を公開するのは正しいことなのか、正直分かりませんでした」と思いを吐露。その上で、
「懸念を公にすることで他の視聴者は動画を観る度に旗を思い出してしまうのではないかと恐れていました。声明をしないことで上記の事が起こることを回避しようと思っておりました。なぜなら、本楽曲もミュージックビデオも、あらゆる政治的な旗とも関係なかった為です」
「しかし、例え一部の視聴者だとしても、その方達だけが楽曲と無関係な出来事を想起し、不愉快な気持ちになるのは不公平だと結論いたしました。楽曲の中でも、マイノリティーを受け入れる表現を常に心掛けております。一部の方の声だからと、無視するのは正しくないと思いました。その方々の心に残された不安が少しずつ大きくなってゆくことは望んでいません。なので、この声明を公開することに至りました」
と伝えた。
今後は「最大限努力を尽くし、動画の内容を精査することを約束します」とし、「どういうシンボルが、ある国ではどういう意味を示すのか、異文化を勉強することに心掛けしています。実際、視聴者達の国々をリサーチすることから多くの喜びを感じます。私達は現実的な人種差別・暴力・残虐的な行為・歴史的事実の否定は許容しません」と意思を示した。
声明の最後には「追伸」が記載され、次のように綴られている。
「一部のファンは強く私達のことを守ろうとしてくださっております。その気持ちはよく理解しております。みなさんの温かいサポートをいつもありがたく思っております。どうか私達への『好き』を『怒り』に変換し、懸念の声を上げた方々にぶつけないでください。懸念を上げた方々は何も悪くありません、私達の責任となります。私達のファン同士が争い合うことが一番悲しい事と感じております。また、その懸念の声により私達は成長し、より良いグループになります」