「首脳陣にも低迷の要因はある」
選手のモチベーションも気がかりだ。交流戦で3勝12敗3分と大きく負け越して失速すると、チーム全体が沈んだ空気に。黄金時代は劣勢でも逆転できる雰囲気が漂っていたが、現在は主導権を握っていても逆転負けを喫する試合が増えたことで、精神的に優位に立てていない。
「戦っている選手だけでなく、首脳陣にも低迷の要因はある。チームが目指す方向性を一つにして戦わないと。個々の能力で戦って白星を積み上げられるほど甘くありません」(スポーツ紙記者)
佐々岡監督は誰よりも現状に危機感を抱いているだろう。リーグ優勝どころか、CS進出も厳しい状況だが、シーズン終盤で意地を見せてほしい。
(中町顕吾)