職人の高齢化&中国で類似商品
製造する「ユーキ」(埼玉県越谷市)の齋藤寛社長(53)は22日、J-CASTニュースの取材に、4月にはすでに自社在庫がなくなり、流通分で終売だと明かした。
マジック魔法刀は先代の創業者が発売し、「私が小学生の時に駄菓子屋に行ったら商品があった記憶があるので、4、50年は販売していると思います」と振り返る。
製造終了の理由は「国内でパーツを調達し、内職業者さんに組み立てや袋詰め、台紙貼りを長年お願いしていましたが、業者さんが高齢化で以前より細かい作業がままならなくなってしまいました」と打ち明ける。
加えて、中国で類似商品が作られるなどして「それらに負けたといいますか、昔ほどの売れ行きがなくなってきたことも加味して、私の判断で止めました」(齋藤さん)。
SNSでの反響については、「チャンスがあれば(再販も)とは考えています。パーツメーカーさんはまだやられていますので、反響にお応えして人手が見つかればとは思っています」と話した。