群馬サファリパーク(群馬県富岡市)で誕生したライオンの赤ちゃん2頭の名前が、SNS上で話題を呼んでいる。同パークが2021年9月19日、インスタグラムのライブ配信で発表したその名前は、オスが「トウジ」、メスが「リツコ」。人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの登場キャラクター名と一致するとして、ファンが反応しているのだ。
J-CASTニュース編集部は、同パークの広報担当者に名前の由来を取材した。
「さてはエヴァンゲリオン好きだな」
群馬サファリパークで誕生したライオンの名前が「トウジ」と「リツコ」になったことについて、SNS上ではエヴァンゲリオンに由来するのではないかと注目を集めている。同作には鈴原トウジや赤木リツコというキャラクターが登場するためだ。
「群馬サファリパークのライオンの飼育員さんさてはエヴァンゲリオン好きだな」
「群馬サファリパークのライオンって、エヴァなんですか?」
同パークの広報担当者に21日、名前の由来を尋ねると、こう話す。
「趣味です。お父さんがシンジ、お母さんがアスカです。『エヴァ』ですよね」
なんと親ライオンの名前も、主人公・碇シンジ、ヒロインの1人、式波(惣流)・アスカ・ラングレーから名付けられていた。群馬サファリパークにはライオンが40頭ほどいるが、そのうち何頭かがこのようにエヴァンゲリオン由来の名前を命名されているのだそうだ。
ちなみに広報担当者によると、親ライオンのシンジとアスカの仲は「非常に良い」という。二頭の間には2年前にも、ミサト、カヲルと名付けられた子ライオンが誕生している。
すくすくと育っているリツコとトウジ
今回、話題となったリツコとトウジは9月1日に誕生した。
「出産は基本的に親に任せています。9月1日の朝部屋を外から確認した所、2頭の元気そうな赤ちゃんが産まれていたので、飼育担当者一同安心しました。当日の午後親が落ち着いた所で性別を確認して体重測定をしました。その後は定期的に体重をはかり順調に増加しています」(広報担当者)
飼育員たちは、親子の部屋の近くを通る時には部屋の中を見ないようにして、親が興奮状態にならないように気を付けているという。
広報担当者によれば、子供のライオンは生後2か月から3か月で一般公開を行うという。公開された時には、ぜひ会いに来てほしいと話した。
「どこの動物園も同じ状況だとは思いますが現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でお客様が減っております。動物の衣食住を提供するにも厳しい状況です。
今回のライオンの赤ちゃんなどがきっかけで、お客様が来てくださったら嬉しく思います」