著名人がSNSで「サンドバッグ」状態に 中川翔子が問題提起...河野太郎氏「泣き寝入りする必要ない」

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   タレントの中川翔子さんが2021年9月15日、河野太郎ワクチン担当相と対談する動画をYouTubeで公開した。有名人への誹謗中傷問題について語り合うシーンもあり、ネット上で注目を集めている。

  • 中川翔子さんのユーチューブチャンネルより
    中川翔子さんのユーチューブチャンネルより
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「著名人の人がされたい放題、サンドバッグになっている状況って、私もちょっとどうかなと思ってしまっていて」

   中川さんは事前にYouTubeとツイッターで募集したワクチン接種に関する疑問や不安などについて河野氏に質問し、ワクチンに関する情報を紹介した。

   動画の終盤、話題は有名人への誹謗中傷問題に移った。

   中川さんは8日にツイッターで「常軌を逸した誹謗中傷、命の危険を感じさせる書き込みには、警察に相談してしかるべき対処をしていこうと思います」と投稿し、今後は誹謗中傷への厳格な対応を進めていくとしていた。

   また、河野氏もツイッターで一部ユーザーをブロックしていることの是非が取り沙汰されている。

   こうした状況を踏まえ、中川さんは著名人に対する度を越した書き込みの現状について

「昨日、ネットでも話題になっていたんですけども、『河野さんにブロックされました』ってハッシュタグが出てきたりとかしている中で、誹謗中傷だったりとか、批判ではなくて人格否定だったり。危険を感じさせる書き込みについては、著名人の人がされたい放題、サンドバッグになっている状況って、私もちょっとどうかなと思ってしまっていて」

と訴えた。

   さらに、中川さんは、現在もネット上の書き込みで苦しめられている現状を語った。

「現在は殺害予告だったり、ちょっと身の危険を感じさせる......硫酸をどうのこうのって書き込みもあったので、私は然るべき対応をというか、警察に相談をして、今後ちゃんとこういう人がやりたい放題じゃなくて、被害者が守られる社会になってほしい」

   河野氏は「身の危険を感じるようなものはですね、明らかに警察沙汰ですから。そこはしっかり対応したほうがいいと思いますし、法的な措置を取ったほうがいいと思います。それを放置したり、泣き寝入りする必要性が全くない。それはもう、芸能人であっても一般の方であっても全く同じ」と、毅然とした対応を取るべきだとした。

   中川さんは「著名人の方は、政治家の方であってもそうだと思います。やっぱり人間なので、何をしてもいいわけでもないですし、匿名って思ってるかもしれないけど、匿名ってほどでもないですからね。警察だったりがちゃんと調べたりもできるし」として、ネット上の匿名性は思っているよりも高くないとした。

   さらに誹謗中傷が発端で起こったできごとにも触れ、「実際に昨年、誹謗中傷で命を落としてしまった方もいますし、これまでのように泣き寝入りっていう社会じゃなくって、ちゃんと『誹謗中傷、なんでもしていいわけじゃない、よくないよ』っていう社会になってほしいんですけれど......そういう社会にしてください!」と要望した。

   河野氏は「おっしゃる通りだと思います。SNS、ツイッターだったりインスタだったりっていうのは、いろんな目的でやってる方がいると思うんですけども、やっぱりそれなりに楽しく交流をしたい。あるいは情報発信をして、返信だったり、みんな楽しくやりたいと思ってるんだと思うんです。そこに乱暴な誹謗中傷だったり、嫌がらせをするんだったら、申し訳ないけど私はそこでは付き合いませんということを意思表示しても私は何の問題もないと思ってます」と頷いた。

「SNS上の礼節みたいなものがあっていいんだと思う」

   中川さんは「すごく共感です。(ツイッターの)ブロックの問題で......ブロック、私もすごいするんですけど、攻撃された場合に。でもそういう機能が既にあるわけですし、それにブロックされたということで騒いでいる人って、ブロックされるようなことを書いたっていうことを棚に上げてる気がする」と、ブロックされる側が問題をしっかり認識すべきだと語った。

   河野氏は「リアルに道ですれ違った時、相手をいきなり罵倒したら、いやいやこの人...って。(そういう人とは)付き合わないっていうか、その人と関わりを持ちたくないと思うんだと思うんですよ。それはSNS上でも全く同じで、見ず知らずの人をいきなり誹謗中傷するんだったら、その世界では『私はこの人と付き合いたくありません』という意思表示をしても、問題ないと思います」と語り、現実世界での攻撃もネット上での攻撃も同じだとした。

   さらに「やっぱりこれからSNSっていうのは、もうこれだけ社会に普及している中ですから、やっぱりSNS上の礼節みたいなものがあっていいんだと思うんですよね。リアルな世界では礼儀をちゃんと重んじるんだけど、SNSは何をやってもいい、ということではない」と付け加えた。

   中川さんは、「(SNSは)無法地帯ではもうないということで。今後の展開にも希望を持ちたいなと思います」と頷いた。

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