飛騨と美濃でも微妙に味付けが違う?
ただし、砂糖仕立てのみたらし団子も、愛知県内で一定のシェアを確保しているようだ。
岐阜県羽島市から岐阜・愛知県に団子を出荷しているメーカー「羽島ダンゴ」は10日の取材に、団子は1本5玉ではあるが、タレは甘辛く粘度のあるものを使っていると答える。全国で普及しているタレに近いが、
「一概にどちらのシェアが大きいといえるものではありませんが、美濃地方や愛知県西部でも醤油仕立てでないみたらし団子も流通しています」
と取材に応じた担当者は話した。また岐阜県内でも飛騨地方では、前出のようなたまり醤油ベースのタレを使った団子が主流ではないかとも答えている。
確かに飛騨地方でもこのしょうゆ味の団子が食べられており、当地では「みだらし団子」とも呼ばれている(中日新聞WEB版2021年5月24日配信)。愛知・岐阜の2県に限っても、味付けの好みには細かな地域差もあるようだ。