手足がない子どもたちとの出会い
手足がない子どもたちとの出会いもこれまでにありました。新型コロナウイルス禍より前の2019年、東京都内に住んでいるフォロワーさんで、左手がない「まさとくん」という小さいお子さんがいるお母さんの方がいました。ぜひ会いたいと連絡をもらっていて、たまたま空いている日があったので返信したら、飛んできてくれました。1時間くらい談笑したり、手と手を合わせたり、何気ない時間を過ごしました。タクシーでお別れした後、まさとくんが「兄ちゃんかっこよかった」と言っていたとお母さんから聞いて、嬉しい気持ちになりました。
北海道に住んでいる別のフォロワーさんで、左手がない子どもの義手を東京大学医学部附属病院に作りに来たお母さんもいました。出会ったのは2018年。ベビーカーに乗っている「そうちゃん」という小さい子でした。その1年後くらいに、僕が旅行で北海道に行った時、一緒にご飯を食べたり、ご自宅に伺って遊んだりしました。
その子どもたちが大きくなっていった時、僕に会ったことがあるのを自慢できるような存在になっていたいし、何年後かに僕の姿を見て「こういう活躍ができるんだ」「堂々としていていいんだ」と、良い意味で比べる対象にしてもらいたいです。僕を見て、新しいことに自信を持ってチャレンジできる気持ちになってほしい。