ワクチン2回接種で「2万人に食事券1万円分」 愛知県「若者向け」に大盤振る舞い、施策意図を聞く

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およそ100人に1人が当たるように

   9月16日、J-CASTニュースの取材に応じた担当者は抽選企画について、

「およそ100人に1人(176万人分の2万人)が当たるように当選人数を設定しております」

とした。その理由を、

「できるだけ多くの方が当選可能な数字とすることで、若者がワクチン接種に対して前向きに検討することを期待しております」

と説明。立案の経緯として、同県では他の年代と比較して若年層のワクチン接種率が低くなっていること、感染拡大の第5波で30代以下の若い世代への感染が急増したことを補足した。

   企画の発表前と後で、若年層のワクチン接種率の推移は以下となる。

発表前(8月25日時点) 20代:14.68%、30代:17.76%
発表後(9月13日時点) 20代:33.35%、30代:38.40%

   このような抽選企画は接種を希望しない人が参加できないという指摘もネット上ではみられるが、担当者は「そうした方のリスクを減らすためにも、接種可能な方の接種率を上げ、集団免疫を高めていくことが肝要であり、インセンティブを高める今回の事業には大きな効果があると考えております」と伝える。

   なお企画の告知は愛知県公式LINEでも発信された。担当者は確実に最新情報が得られるのは県ウェブサイトだとしながら、各種媒体を活用して広く周知していきたいと意気込む。

「新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、接種を希望する一人でも多くの若者の皆さんに、一日でも早くワクチン接種をしていただきたいと思います」
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