プロ野球の巨人は2021年9月14日に東京ドームでDeNAと対戦し2-3で敗れた。
巨人先発・山口俊(34)が7回に6番ソト(32)への危険球で退場。1死1塁の場面で緊急登板した田中豊樹(27)が牧秀悟(23)に左中間への2ランを浴び、この1発が決勝点となった。
147キロストレートがソトの頭部かすめる
山口がソトに投じた1球が試合の流れを変えた。1-1で迎えた7回。1死走者なしの場面で打席にはソトが。その初球だった。147キロのストレートがすっぽ抜けソトの頭部をかすめた。審判団はこれを危険球とみなし山口に対して危険球退場を宣告した。
山口のまさかの危険球退場で緊急登板した田中は、牧に初球を左中間スタンドに運ばれた。その後、山本祐大(23)、ロメロ(26)から連続三振を奪い7回を終えたが、勝負を決した牧への1球は悔やまれるものとなった。
打線は8回に新外国人ハイネマン(28)のタイムリーで1点を返して1点差に迫るも反撃はここまで。4番・岡本和真(25)から始まった最終9回は、DeNA守護神・三嶋一輝(31)にきっちり抑えられ接戦を落とした。
ツイッターでは「結果として最悪だけど責められない」
この日は結果的に田中が決勝2ランを被弾して敗戦となったが、インターネットでは緊急登板となった田中に対して「あの初球の入り方はありえない」など厳しい声が上がる一方で同情的な声もみられた。
ツイッターでは「急ピッチで良く投げたと思う」「結果として最悪だけど責められない」「いつも緊急事態で打たれるからさすがに可哀想」などの声が上がった。
これでDeNA戦は2分けを挟んで6連敗となり、首位阪神とは3.5ゲーム差となった。15日のDeNA戦は戸郷翔征(21)が先発のマウンドに上がる。