批判浴びた「渋谷の大行列」から2週間 「若者向けワクチン接種」の現状は?東京都が明かす変化

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   東京都の若者向けワクチン接種をめぐる状況に変化が起きている。

   今から2週間ほど前、事前予約なしでワクチン接種が可能な「東京都若者ワクチン接種センター」(東京都渋谷区)に整理券を求めて若者が殺到。都の対応はメディアの批判を浴びた。

   その裏で都が進めていたのが、大規模接種会場での若者向け接種枠の開放だ。今では予約の取りやすい会場もあり、ツイッター上では「めっちゃ空いてる」と話題になっている。

  • 東京都庁
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  • 若者向けワクチン接種会場の特徴
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都内4会場を「若者向け」に開放

「えーー!!めっちゃ空いてるじゃん!!」
「うちの市めちゃくちゃ埋まってんのに」

   2021年9月14日、若者を対象とする都のワクチン接種大規模会場の「予約状況」を伝えた画像がツイッターで話題を呼んだ。予約サイトのカレンダーを映した画像には、日別で予約枠が50以上空いていることを示す「〇」の文字が並んでいた。

   8月27日、東京・渋谷に「東京都若者ワクチン接種センター」が開設された。都内在住、または在勤、在学の16~39歳が、事前予約なしで先着順にファイザー製ワクチンの接種ができる、という施設だった。

   しかし、開設初日となった27日は前日夜から整理券を求めて人が殺到。朝7時半には定員の上限に達し、ワクチンを接種できない人が多く発生した。28日からは現地での抽選制に切り替わったものの、今度は抽選券を求めて長い行列が発生。行列の様子はメディアで連日取り上げられ、都は批判を浴びることになった。

   その裏で都が進めていたのが、既存の大規模接種会場を若者向け(対象は接種センターと同じ)に開放する施策だった。8月30日から乃木坂(一日の接種回数600)、都庁北(同2250)、都庁南(同1700)の3会場の一部を、若者向けに開放。立川市にある立川北(同600)も9月6日から開放した。いずれも予約制で、ワクチンはモデルナ製だ。

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