コンビニ診療、ドナー問題... 「考えさせられるドラマ」ナイト・ドクターが描いた現代医療の課題

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視聴者にさまざまな問題提起をした各話

   このドラマでは、ナイト・ドクター制度を通じて、現代医療が抱える問題点を浮き彫りにしてきた。改めて振り返る。

   本作の第2話では、平日の昼間に体の不調を自覚しながらも、仕事などがあって病院に行くことができず、夜間や休日の救急外来に訪れる軽症患者に対する「コンビニ受診」と呼ばれる患者が描かれた。

   夫婦共働きで、患者の子どもは幼稚園児。仕事と子育ての両立に悩む母親は、コンビニ受診をしてしまう理由について、

「面倒くさいって思っちゃったんです。しょっちゅう保育園から熱を出したって連絡がきて、その度に(仕事を)早退して...」

と苦しい胸の内を打ち明ける。

   これに朝倉は「今は、女性が外に出て働くのが普通になった。でも、昼間に病院に連れていくのが普通って言われたら矛盾していますよね」「いつか昼間に忙しい人たちが、気軽に夜の病院に来られるようになればいい」と声をかけている。

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