緊急事態宣言下にノーマスクの観客が密状態になって開催され、批判の声が相次いでいる野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021(波物語)」をめぐる人気ラッパー・呂布カルマさんのYouTubeでの発言が議論を呼んでいる。
波物語の客層は、本来のヒップホップのファン層とは異なる、といった趣旨の発言だ。この発言が注目を集めたことを受けて、呂布さんは2021年9月13日、改めてツイッターで持論を展開した。
波物語の客は「クラブとかで見ない人ばっか」
呂布さんは9月2日のYouTubeの生配信で、ファンからの質問に回答する形で波物語の騒動に言及。同イベントを訪れる客層について、
「波物語のお客さんって、客層って、HIPHOPのお客じゃないんですよ、そもそも」
「(HIPHOPの)クラブとかで見ない人ばっかだから」
などと語っていた。
呂布さんによるこうした発言には、「ヒップホップ界隈が悪いと一括りにしないでほしい」と同意する声がある一方で、「客層がどうのって話じゃない」「責任逃れではないか」などと反論の声が上がるなど、ネットで議論が巻き起こっていた。
呂布さんはこうした意見を踏まえてか、13日のツイッターで、「同イベントに何度も出演してて、15年やってるプロがこう言ってんだから外野がつべこべ言わずに信じろや」と反論した。
呂布さんは「hip-hopアーティストがhip-hopの客の前でしかパフォーマンスしないと思ってる奴がまーまーいるっぽいな」と、出演者とフェスの参加者は必ずしも合致しないと改めて強調した。
また、呂布さんは「俺は今年はナミモノガタリに出てないけど、今迄は出てたし、今年も同会場、同主催で前日開催のバトルイベントに出演してたので当事者だと思ってます」とツイートした。
呂布さんは問題となった8月29日の「NAMIMONOGATARI2021」には出演していないものの、前日の28日に同会場で開催されたラップバトルイベント「トウカイラップバトルフェスティバル2021」には出演していた。