朝日の謝罪に女性は不満示す
ツイートした女性は、別の取材でこの記者に会ったときに、教材譲渡のサイトを立ち上げたことを説明していたともいう。
女性は、記事が掲載された5月、朝日との交渉で精神的に追い込まれたものの、泣き寝入りはしたくないと考え、この5か月ほど交渉を続けてきたとツイッターで打ち明けた。しかし、朝日側の姿勢に疑問を覚え、今回の投稿に踏み切ったと説明している。
女性の訴えを受け、朝日新聞社は9月11日、公式ツイッターなどで、5月10日付の記事で教材譲渡のサイトを立ち上げたのは女性だったと認め、記事の公開を終了したとする謝罪文を出した。
そこでは、女性は、自身の受験時に先輩らからテキストを譲り受けた経験に基づき、後輩らの助けにしようと設立したものだとして、「こうした経緯を紹介しておらず、見出しと記事ともに不正確でした。おわびします」と説明している。
これに対し、女性は9月11日にツイッター上で、朝日の記者には自分のサイトだと事前説明したのに謝罪文で「不正確」と済ませるのはおかしい、捏造ではないかとの意見のリプライを受け、自分も朝日側に対して、そう指摘したと明かして謝罪文に不満を示した。
朝日新聞社の広報部は13日、J-CASTニュースの取材に対し、「ご質問にまとめてお答えします。サイトを設立した方を記事内で紹介しておらず、見出しと記事ともに不正確でしたのでおわびしました。記事の公開は終了しました」とコメントした。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)