韓国野球で「審判にロジン投げつけ」炎上騒動 元メジャー投手が大暴れ...いったい何が起きたのか

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   プロ野球・韓国KBOリーグのサムスン・ライオンズに所属するマイク・モンゴメリー投手(32)の愚行が波紋を呼んでいる。自身へ退場を宣告した審判に、怒ってロジンを投げつけたのだ。

  • カブス時代のモンゴメリー投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    カブス時代のモンゴメリー投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • カブス時代のモンゴメリー投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

ユニフォームを脱いでグランドに投げ捨てる

   サムスン・ライオンズは2021年9月10日にKTウィズと対戦し、モンゴメリーが先発した。

   問題のシーンはサムスン・ライオンズの4回守備終了後に起こった。

   モンゴメリーは球審に投球間隔の「12秒ルール」で注意を受け激高した。球審に暴言を吐いてベンチに下がったモンゴメリーは退場を宣告された。

   モンゴメリーはこの処分に対して再び激高。チームメイトの静止を振り切ってベンチを飛び出すと、鬼の形相で球審のもとへ迫り、手にしたロジンを投げつける愚行を犯した。

   数人にチームメイトに押さえつけられベンチに戻ったが、モンゴメリーの怒りは収まらずユニフォームを脱いでグランドに投げ捨てた。

「Fワードで始まる明らかな暴言」が公式退場理由

   地元メディアは「Fワードで始まる明らかな暴言」が公式の退場理由で、一瞬のうちに起きた恥ずかしい行為と指摘した。

   モンゴメリーの愚行は地元メディアで一斉に取り上げられるなど現地で大きな注目を集めており、主要メディア朝鮮日報(WEB版)はモンゴメリーが激高した理由について独自に分析した記事を12日に掲載した。

   記事ではモンゴメリーは「12秒ルール」の指摘に激高したが、狭くなったストライクゾーンに対する不満があり、「12秒ルール」の注意を介してその不満が爆発したのではないかと推測している。

球審への暴言「制裁金プラス出場停止30試合以下」

   KBO規定の罰則内規では「監督、コーチ、選手が審判の判定に不服、暴行、暴言、ビーンボール、その他の言動で球場秩序を乱した場合、制裁金300万ウォン(約28万円)以下、出場停止30試合以下」を科すことが出来るという。

   また、地元メディアKBSなどでKBOリーグの解説を務めたダニエル・キム氏は、ツイッターにモンゴメリーが球審にロジンを投げつける動画を添付し、「彼はもうKBOで投げることはないだろう」と指摘している。

   モンゴメリーはメジャーリーグで183試合に登板し、カブス時代の16年にはワールドシリーズ最終戦の第7戦で最後の打者を打ち取り胴上げ投手となった。サムスン・ライオンズとは今年6月に契約した。

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