サッカー日本代表・森保一監督(53)の「進退問題」について中国メディアが言及した。
日本代表は2021年9月8日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦で中国代表に1-0で勝利。勝ち点「3」を獲得したが、引いて守る中国に苦戦を強いられた。
「常に穏健派だった日本のメディアは露骨に批判」
日本代表は2日に行われたオマーン代表との初戦を0-1で落とし黒星スタート。中国代表との第2戦は前半40分にFW大迫勇也(31)=神戸=のゴールで先制し、中国代表に得点を許さず勝利した。
日本代表は22年1月27日に再び中国代表と対戦するが、中国メディア新浪体育は、この試合で森保監督が日本代表チームのトップにまだ立っているか疑問であると指摘している。
記事では、W杯アジア最終予選が始まる前、日本のサッカーファン、メディア、サッカー専門家は日本代表が最終予選を突破してW杯に出場することは難しいことではなく、W杯ベスト8が目標だったとしている。
また、日本の初戦・オマーン代表戦と比較して中国代表戦を分析し、森保監督の戦術は効果的だったと評価する一方で、常に穏健派だった日本のメディアは露骨に批判し、日本のファンは森保監督の指導能力に多くの不満を表明し続けているとした。
「ファンがW杯連続出場の終わりを心配している」と指摘
そして日本のファンは森保監督がこのまま監督を続ければ、日本代表チームのW杯連続出場の歴史が終わるのではないかと心配していると指摘した。
また、ファンの最大の関心事は10月に控えるサウジアラビア戦(7日)とオーストラリア戦(12日)で、直接のライバル対決となるこの2戦で良い結果を残せなければ、本戦出場をかけた戦いから早期撤退する可能性もあり、日本サッカー界に間違いなく激震が走るだろうと記している。
W杯7大会連続出場を目指す日本代表にとって10月のサウジアラビア戦とオーストラリア戦が大きなヤマとなりそうだ。