元日本代表DFの内田篤人氏(33)が2021年9月9日、映像配信サービス「DAZN」の番組で、日本代表主将・吉田麻也(33)への「鋭いインタビュー」の真意を明かした。
内田氏は2日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本対オマーン戦を中継したテレビ朝日の解説を務め、試合後に日本代表選手にインタビューを行った。その際の吉田とのやりとりがSNSで話題となった。
オマーン戦後のインタビューがSNSで話題
内田氏はオマーン戦後、まず0-1で敗れた試合の結果をどのように感じているかを問い、吉田は「負けるべくして負けたなと思います。テンポも良くなかったですし、コンビネーションも良くなかったですし全然良くなかったと思います」と答えた。
そして次戦に向けてどういうところを変えていきたいかを尋ね、吉田がこれに答えると内田氏は「本来なら結果がついてきてインタビューをしたい。次はぜひ勝ってください」と声をかけた。この内田氏の投げかけがSNSで「鋭いインタビュー」として話題となった。
内田氏はDAZNの番組「Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME」で、このインタビューについて「言い訳していいですか」と切り出し、当時の取材状況と吉田への想いを明かした。
内田氏「聞き方がたぶんあんまり慣れてないので...」
「(試合後のインタビューでは)3人聞かなきゃいけないんだよ、みんな。あの短い間に。そうすると1人に多くて3問。吉田とかよくしゃべるので2問になる。僕が聞いて3問目いこうかなと思ったら時間がなくて次がもう待ってたから。吉田悪い、もう以上。吉田にかまってる時間がなかったから悪いなと」
SNS上でやや厳しいと受け取られた質問については、吉田を周囲から「守る」意図があったと説明した。
「聞き方がたぶんあんまり慣れてないので、ちょっと冷たく感じると思う。というのもあるし、俺がきつく吉田に言えば、吉田は他からあまり言われなくなる。俺が甘々だとみんなに言われるから。そういうところもしっかり『守る』という意味では、厳しめぐらいのほうがちょうどいいと思います」
また、内田氏はその後、吉田と連絡を取った際、「吉田ごめんなって言ったら『殴ろうかと思った』って言われた」とのエピソードを明かした。