日本皮膚科学会の見解は
日本皮膚科学会のサイトによると、マスコミや一部の医師によるステロイド批判で、1990年代後半にステロイドを嫌う風潮が強まり、必要な治療を受けないまま重症化するケースが増えた。それをきっかけに、学会が「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」を作っている。
「恐がってきちんと塗らないと十分に炎症を抑えることができず、かえって使用期間、使用量が増えてしまいます。疑問点や不安が多いときには皮膚科を専門とする医師とよく話し合って、納得されてからお使い下さい」(学会サイトから)
日本テレビの広報部は9月9日、J-CASTニュースの取材に対し、「患者が自らの判断で薬の使用を中止すると症状が悪化することがあり、注意喚起のため以下の内容をHPに掲載いたしました」と説明した。
その内容は、番組サイトに出されており、次のようなものだ。
「9月7日の放送で、肌荒れを克服した女性の体験談をお伝えしました。この中で、ステロイド薬の使用を中止したエピソードに触れましたが、患者が自らの判断で薬の使用を中止すると症状が悪化することがあります。治療については、医師の指導に従ってください」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)