「クラムボンの笑い声」はこんな音? 水信玄餅の「盛り付け音」に反響、例示した裏側を会社に聞く

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バックヤードでも大好評な「音」

   8日の取材に応じた金精軒製菓の広報担当者によると、水信玄餅の型抜きはスタッフの間でも人気な作業だそうだ。

「水信玄餅は型から抜いた状態でお客様に提供しております。
お客様の前で型から抜く様子を披露することはないのですが、水信玄餅を型から抜く瞬間は非常に気持ち良いです。バックヤードの者たちは日ごろからこの音を心地よく感じていました。水信玄餅が型から抜け、皿に張り付くときの感触もとても良いです」

   この作業の良さを共有したいと考えたツイッター担当者は、国語の授業で触れた「クラムボン」に絡めて投稿。広報担当者によれば、ツイッター担当者は普段から客を楽しませることができる言い方を探すことを意識しているという。とはいえ、今回ツイッター担当者が「クラムボン」を思い出したのは偶然だったそうだ。

    投稿の結果、型抜き作業がSNS上で大きな反響を呼んだことについて、広報担当者はこう述べる。

「新型コロナウイルス感染症が拡大している中ですので、直接のご来店に繋がるものではないと思います。しかしこういった機会で認知していただいたりファンになっていただけたりすることがあり、SNSの魅力を実感しました」

   公式サイトのアクセス数は4倍ほどに増えたとのこと。広報担当者は、いつか直接訪れてほしいと述べる。

「山梨県北杜市は日本一の採水地で水がおいしい土地です。水信玄餅は、この水と空気のおいしさを味わってもらいたいという気持ちで作った商品です。今はコロナ禍で難しいところですが、いつか北杜市に来ていただいて水のお菓子を召し上がってほしいと思います」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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