2021年9月4日から8日にかけて、横須賀市の米海軍横須賀基地に英空母クイーン・エリザベスが入港していた。クイーン・エリザベスは2017年就役、排水量約6万5000トンの英海軍史上最大の空母である。F-35B戦闘機18機を搭載し、英・米・オランダ海軍の随伴艦艇と共に空母打撃群を組み、日本との演習・交流のために初めて日本に入港した。
クイーン・エリザベスの入港中、横須賀市には艦の写真を撮るべくミリタリーファンも集結。現場にいた人の話では、前日から徹夜する撮影者も現れたという。
「徹夜勢」が朝までに撮影スポット前方の場所確保
海上自衛隊と米海軍の基地を有し艦船が多数停泊する横須賀市では、艦船の撮影スポットが複数点在する。そのうちの一つが市内安針台にある安針台公園で、高台から港内の艦船を望むことができる。
クイーン・エリザベス入港初日の9月4日朝の時点で安針台公園にはミリタリーファンが集まり、多数の脚立が置かれて場所取りもなされていた。J-CASTニュースはこの場所にいた撮影者の1人に9月8日、話を聞いた。
取材に応じた撮影者によると、最前列には既に入港2日前から脚立が置かれ、フェンスに固定して撮影場所がキープされていた。前日深夜から待機していた「徹夜勢」たちにより朝までには既に前方の場所は確保されており、脚立で立錐の余地もないほど。寄港当日には多いときで30~40人程度が公園に集まっていた。撮影者同士や住民とのトラブルは特になかったとのことだが、「住民は路上駐車の車が沢山いて困っていたようです」とも話す。