中田翔の暴力行為、韓国ならどう処分? 現地メディアが指摘した「ルールの違い」とは

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   プロ野球の巨人・中田翔(32)の移籍後の処分解除問題について、韓国メディアが独自の見解を示した。

  • 巨人の中田翔選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    巨人の中田翔選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 巨人の中田翔選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「日韓の良い点は互いに受け入れよう」韓国メディアが提言

   韓国メディア朝鮮日報(WEB版)は2021年9月7日、日ハムから巨人に移籍した中田の特集記事を掲載し、中田が日ハム時代に起こした同僚への暴力行為などについて言及した。

   特集記事は「日韓の良い点は互いに受け入れよう 中田の謝罪記者会見を参考にして」との見出しが取られ、日本、韓国両国のプロ野球における規約の違いを比較しながら一連の中田の問題について見解を示している。

   記事では、中田が東京五輪期間中に日ハムの後輩選手に暴行を加え球団から出場停止処分を科されたが、8月20日に巨人にトレードされた翌日から1軍の試合に出場した事実を指摘。これは球団移籍と同時に出場処分が解除されたものだとしている。

   移籍後に処分が解除された理由については、日本野球機構(NPB)の野球協約第60条(処分選手と記載名簿)の条項には具体的な出場停止試合数を定めていないためとしている。

KBOは「出場停止30試合以上」とルール明記

   これに対して韓国プロ野球のKBOリーグは、野球規約151条の中に「暴力行為」の項目が含まれており、ゲーム外で暴力行為があった場合、「出場停止30試合以上、制裁金500万ウォン(約47万円)」という具体的な処分が明示されているという。

   記事によると、韓国プロリーグに選手の暴力行為に対して明確な規約があること日本の球団関係者と野球ファンに話したところ、「日本も具体的な懲戒規定を用意しなければならない」との意見があったという。

   また、記事では日本の球界にあって韓国の球界にないものとして、中田が巨人移籍後に行った記者会見を挙げた。

   中田は移籍会見で謝罪したが、韓国では懲戒を受けた選手が記者会見を行ったケースはほとんどないと指摘。そして謝罪のような個人の行為は強制的にさせることは出来ないが、今回のように野球ファンの批判が多かったということを考えると、そのような機会は必要だと考えるとの見解を示した。

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