給食は「1人で黙って食べるもの」に? コロナで変わる子供の常識...母を驚かせた小2男子の一言

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「希望を持たせてあげたくて」

   コロナ禍の学校運営をめぐっては20年2月27日、安倍晋三前首相から全国小中学校および高校、特別支援学校に「全国一斉臨時休業」を要請する方針が示され、3月2日から春季休業の開始日までの実施が求められた。

   その後も、特定警戒都道府県を中心に、ほとんどの学校が新学期に入っても休校を続けた。恵さんの長男も入学当初から休校、終了後は夏頃まで分散登校の実施を受けていた。クラス全員が初めて揃ったのは7月頃だという。

   休校・分散登校に伴って自宅学習の機会も増加した。恵さんは「仕方がないということは分かる」と受け止めながらも、当時を振り返り、

「親が先生代わりにならないといけないことが増えて、自分たちの頃と教え方とか内容も変わっているので戸惑ってしまうことが多かったりとか。学校での教え方と違ってたらどうしようとか考えたりっていうのは増えました」

と、苦労を語る。

   学校行事については、今後の感染状況によって変更はあるとされているが、現在もほぼ全てが中止されている。長男は「小学校は運動会がないの?」とショックを受けているという。

   話題となったツイートには、コロナ禍が日常となっている子供に、過去の学校生活を教える事を「ちょっと酷じゃないかな」「わざわざ話す必要あるか...?」と疑問視するような声も上がっている。

   そうした反応について恵さんは、「私はどちらかと言うと、昔は楽しかったんだよっていう自慢話ではなくて、コロナが落ち着いたら、こういう風に楽しくなるかもしれないよって、ちょっとの希望を持たせてあげたくて話をしている」とする。

「情報を入れてあげないと(学校が)『楽しくない場所』になってしまうので。それは避けたいなって思いますね。あとまだ4、5年あるので」
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