「まるで女性専用車」不適切投稿なぜ連発? 尾瀬ガイド協会、「5000字の反省」で示した4つの原因

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不適切投稿をもたらした「4つの問題点」

   9月2日、協会は公式サイト上に「当協会公式アカウントによるTwitterにおける多数の差別的投稿に関して」と題した文書を公開した。5000字を超える文書の中には、一連の不適切投稿について、弁護士関与のもとで調査した結果が記されていた。

   協会は今回の問題を引き起こした原因が4つあるとした。1つ目は「投稿者はもちろん、当協会の役員も、人権感覚や差別に関する意識が低かったこと」。協会は「投稿者自身に人権感覚や差別に関する意識が低かったことはいうまでもありません」としつつ、それを管理する役員の「人権感覚」にも問題があったとした。

「本件各投稿の問題点が指摘された後、当協会専務理事が担当者にそのまま謝罪文を書かせたこと、その謝罪文の内容もチェックしていなかったこと、同役員がホームページ上に掲載した謝罪文の内容も不十分なものであったこと、身内をかばうような投稿を行ってしまったこと等からすれば、当協会の役員自体、豊かな人権感覚を有していたとは到底いえるものではありませんでした」

   2つ目は「SNSの運用を担当者のみに任せ、他の者のチェックがなかったこと」。協会は「投稿内容については、しかるべき立場の複数名で慎重に精査する必要がありました」としつつ、「これを怠り、一人の人間が、何のチェックも受けずに自由に投稿させていた」と協会内の体制を問題視した。

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