「私がもし総理であれば」 高市早苗氏が総裁選で打ち出す「危機管理」の政策とは【インタビュー】

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党員名簿入手できない2~3週間は「ものすごくつらい時間」

   ―― 今回は「フルスペック」の総裁選なので、議員以外の一般の党員にもアピールしないといけません。

高市: 困っているのはそこです。すでに岸田先生や菅総理や石破先生も去年の総裁選挙に立候補されて全国の党員名簿をお持ちなので、持っていないのは私だけです。昨日、(高市氏の選挙区がある)奈良県の全部の党員に対して岸田陣営から電話作戦も展開され、さっき下で森山(裕)先生(国対委員長、衆院鹿児島4区選出)に会ったら「鹿児島にもかかってたよ」と言うから...。名簿を持っている人はかけられるけど、私は立候補の届け出をした後に、党本部から買わなければいけないんですよ、130万人分。そこからしか電話もできなければ郵便物も出せない。この数週間の差は大きすぎると思い、とっても残念です。立候補届け出日に100万人以上の名簿をもらっても、ほぼ使いようがないですよね。

   ―― 例えばユーチューブで動画発信、といった感じでもないわけですよね...?なかなか難しい局面ですね。

高市: そうですね...。党員の皆さん全てがユーチューブをご覧になるわけでもないし、そういった方々にどうやって政策を届けようか、というのはすごく難しいですね。

   ―― 公式サイトには政策について多く書いてありますが、どれだけの人がたどり着けるかというと...。

高市: ネットを全然見ない方もとても多いので...。立候補届け出の日に名簿を買っても、郵便物はほぼ間に合わないです。もう菅総理のところや岸田先生のところは動いているので、この2~3週間は、私にとって、ものすごくつらい時間ですね。

高市早苗さん プロフィール
たかいち・さなえ 衆院議員。1961年生まれ、大阪府出身。神戸大学経営学部卒業、松下政経塾卒塾。米国連邦議会立法調査官(Congressional Fellow)、近畿大学経済学部教授などを歴任した。1993年の衆院総選挙で奈良全県区(当時)から出馬して初当選。現在8期目。自民党では政調会長、内閣では内閣府特命担当大臣や総務大臣などを務めた。

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