金平会長「相手の疲れに乗じてペースを取っていくのはさすが」
序盤の攻め疲れからか、中盤に入ってロドリゲスの勢いは失速していき、スタミナ十分の井岡は試合のペースをつかんでいった。金平会長は中盤に流れを変えることが出来たのは「井岡選手の底力」と評し、「ロドリゲスとの経験値の差が出た」と指摘した。
「中盤、相手の疲れに乗じてペースを取っていくのはさすが。これはキャリア、大舞台の経験値があるから。悪いなりにも試合をまとめた。ボクサーはいつも良いコンディションでリングに上がれるわけではない。井岡選手は悪いなりにもきっちり試合をまとめ、勝ち切ったと思います」(金平会長)
今回のタイトル戦は、新型コロナウイルスの影響で海外からジャッジを招へいすることが困難で3人とも日本人だった。そろって4ポイント差をつけて井岡を支持したが、金平会長は「あくまでも私見」とした上で次のような見解を示した。