選挙は「国民に対して何を訴えるか」ではないのか
さらに、「どういった姿勢が政策的に期待されたと考えるか」という質問にも、「その分析も、まさに選挙戦略そのもの」だとして回答しなかった。枝野氏は、具体的な選挙戦略については「敵に手の内を明かすことになる」というのが持論だ。
別の記者からは、この持論を念頭に、
「選挙は自民党と戦うものだと思うが、国民に対して何を訴えるか、が主なのではないか」
という指摘も出た。枝野氏は「ご指摘の通りだと思う」と応じたが、
「選挙の時に具体的に選挙政策、政権政策として出すということについては相手も見ながらやっていかなければならないが、『政権を取ったら何をやるか』というのは、この間、私を含めて党としてかなり明確に発信をして説明をしている」
と一部反論。ネット番組や記者会見、国会の論戦などで多く発信しているとして、
「ぜひ報道機関の皆さん、国民の皆さんに伝わるようにたくさん報道してください。よろしくお願いします」
などと幅広い報道を求めた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)