カシメロ、井上尚弥を次戦相手に指名 地元メディア報道、両者熱望も...プロモーターの意向は違う?

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   ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(32)=フィリピン=が次戦の相手にWBA、IBF同級王者・井上尚弥(28)=大橋=を「指名」した。複数のフィリピンメディアが伝えた。

  • 井上尚弥
    井上尚弥
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井上「売られた喧嘩は買うだけ」

   フィリピンメディアrappler.comは2021年8月30日、カシメロがユーチューブの動画内で12月11日に次戦を行い、対戦相手は井上になると発言したと伝えた。

   カシメロは今月14日に前WBA世界バンタム級正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と対戦し、2-1の判定で王座防衛に成功。カシメロは試合後、リング上で中指を立てて井上を挑発し対戦をアピールした。

   再三にわたるカシメロの挑発に対して井上は怒りを隠さず、8月17日にツイッターを更新し「売られた喧嘩は買うだけ」などと投稿。さらに2日後の19日にもカシメロへ怒りのメッセージを送った。

「カシメロとの試合が決まったらボクシングというルールの中で叩きのめしたいと思います。だから試合が成立するよう体重管理『ドーピング』管理はしっかり頼みます。年内希望です」

プロモーターはドネア戦優先の意向示す

   井上、カシメロともに対戦を熱望している一方で、カシメロをプロモートするMPプロモーションのショーン・ギボンズ氏は、カシメロの次戦についてWBC王者で同胞のノニト・ドネア(フィリピン)との対戦を優先させたい意向を示しているという。

   前出のrappler.comによると、ギボンズ氏は12月11日の対戦相手としてドネア陣営と交渉中で、この一戦の勝者が井上と対戦する青写真を描いているようだ。

   なおカシメロは8月27日に米国から母国フィリピンに帰国し、9月の第3週までに再び米国に戻る予定だという。

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