「SKE48はどうなってしまうんだろう」 松井珠理奈が卒業した時、後輩たちが思ったこと【須田亜香里・林美澪・井上瑠夏インタビュー】

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AKB48シングルへの姉妹グループ参加はなくなったけど...

―― グループ活動のあり方も変わってきそうです。例えば、AKB48グループとしての活動は大幅に減りそうです。須田さんは2回も濃厚接触者に認定されて大変な思いをなさったわけですが、2回目はAKB48グループの選抜メンバーとしてテレビ番組の収録に臨んだ直後に他グループのメンバーの感染が確認されたことが原因でした。さらに、成人式イベントはAKB48グループメンバーが神田明神(東京都千代田区)に一堂に会して行われてきましたが、21年は県をまたいだ移動を避ける意味もあって、グループごとに行われました。SKE48は熱田神宮(名古屋市熱田区)でした。井上さんは22年1月に成人式ですね。地元開催の方が地元メディアには注目されやすいという面はありますが、なかなか難しいところですね。

井上: 私は本当にAKB48グループが大好きで、その中でも1年に1度しかない成人式で、普通にやるんじゃなくて、アイドルとしてAKB48グループとして、みんな集結して、しかも同い年の人たちとやれるっていうのが、もうめちゃくちゃ憧れがあって...。テレビとかでも毎年ニュースになったり、集合写真もアップにしたりして、かわいいと思いながら見ていました。22年はどうなるか分かりませんが、SKE48として成人式をAKB48グループの一員としても迎えられることがまず幸せです。どんな形であっても、成人式がSKE48だけでも集まれたら、それもそれですごく私は幸せですし、自分の振袖を着た姿をファンの方に見せるのが、また一つの恩返しになるんじゃないかなと思っているので、楽しみにしています。

―― AKB48の新曲には長い間姉妹グループのメンバーも参加し、事実上「AKB48グループ」の楽曲として発売されてきました。ですが、新曲「根も葉もRumor」(9月29日発売)にはAKB48メンバーのみが参加し、約10年にわたって続いた慣行が崩れることになりました。「LOVE TRIP」(16年発売)から12作連続、「恋するフォーチュンクッキー」(13年発売)から通算18作品にわたってAKB48のシングル表題曲に参加してきた須田さんとしては、この状況をどう受け止めますか。SKE48の活動に専念できると解釈できる一方で、AKB48はテレビ出演が多い分、その分露出が減ることにもなります。

須田: どうでしょうね...。ひとつでも出られる場は多い方がいいので、やっぱり減ってしまうっていう部分では、惜しいのかな...。やっぱり、AKB48の名前だからこそ立てた場所は実際あったと思いますし、(音楽番組の)特番でも、「AKB48グループから1組」となればAKB48しか出られなかったりします。AKB48グループ自体が盛り上がれば、SKE48ももっと見てもらえるって思ってAKB48の場でも頑張ってきましたが、そのやり方がかなわなくなったとは思っています。
方法は変えようと思っています。AKB48グループは、グループごとに所属会社が変わったので、個々に活動することが増えていく分、SKE48はSKE48で大きくなって話題になれば、きっと「AKB48グループから1組」となったときに「SKE48で」となる日も、別にないわけではないと思います。なので、それは素直に狙ってもいいのかなって思います。以前は、SKE48である以上に「AKB48グループの一員だから」という気持ちでいましたが、今はSKE48はSKE48で攻めていけばいいじゃないか、とシンプルにSKE48に染まることができます。もちろん、(AKB48グループの一員としてテレビなどに)出られるに越したことはありませんが、今の状況をポジティブに、強みにして、攻めていけたらいいと思っています。

―― SKE48であれば、今までよりも名古屋に密着した活動を展開したりと、各グループ独自の活動が進みそうですね。

須田: そうですね。よりやりやすくなる部分もあると思うので、AKB48グループ同士で刺激を与えながら活動ができればいいと思います。AKB48も新番組(「乃木坂に、越されました~AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!~」(テレビ東京))が始まりましたし、AKB48があれだけ面白いことやってるんだったらSKE48も何かやりたいよね、というふうに、SKE48はSKE48で、いろいろなグループのメンバーに刺激を与えていけたらいいと思っています。
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